「百円の恋」動画を無料で見る方法！あらすじ・感想

2016年日本アカデミー賞優秀賞に選出され、最優秀作品賞候補との呼び声も高いのが「百円の恋」です。単館系、低製作費でありながら口コミで広がり、大ヒットした異色作。

 

 

仕事もしない、恋人もつくったことがない、家にいても厄介者扱い、ヤル気もなく見た目もだらしがないダメダメな32歳
が、追い出されるように家から出て一人暮らしを始めたことにより、
ある男と出会い、ボクシングに出会い、様々な思いを重ねながら成長していくストーリー。

 

今自分に自信が持てなく悩んでいる人、変わらなくちゃいけないとは思いつつ変われないない人
現在の自分から1歩でも前に進みたいすべての人におすすめの映画です！

 

 

主演は安藤サクラさん。「愛のむきだし」でコイケ役で強烈なインパつトを残した実力派の演技派女優さんです。
父は奥田瑛二さん、母は安藤和津さん。

 

彼女の魅力は、多分実物を見るととても美人の方のような気がしますが、スクリーンの中では本物のブスにもなれてしまうくらいの印象の変化がすごい。
だから、このストーリーのダメダメな女がボクシングに出会い変わっていくストーリーの彼女の変化にはすごく説得力がある。

 

まず始めに出てくるのはダメな女なんだけど、こんな人近くにいたら絶対友達にもなりたくないし、関わりたくないと本気で思えるような人物。そのリアルさがすごい。

 

もともと美人な人がわざと不細工にみせているようなそんなあざどさが一切ないんです。
だから本当に彼女が変わったように思えてすごく泣けてきてしまうのです！
最初はお腹周りに脂肪がたっぷりついた女がボクシングに出会い、どんどん引き締まって変わっていく姿がとにかくかっこいい！

一子の変わっていく原動力は好きな男に出会って、捨てられて変わりたいというそれだけの単純なものではありません。
社会の底辺で生きている自分、捨てられたくやしさ、理不尽な思い・・・
ドロドロとした負のパワーも含めて女の情念のような迫力が感じられます。

 

負のパワーをきっかけに変わっていく彼女ですが、それでもかっこよくなれる。
「自信のない大人はつらい、お前がそうならなくてよかった。」
父親が一子に向かっていう言葉。その時の一子の穏やかにほほえむ顔が美しいです。

 

一子が恋する狩野役・新井浩文さんももうドンピシャというくらいハマり役でした！
見た目はかっこいいんだけど、最初はなぜあんなかっこいい男が一子を誘ったのか？と思ってしまうのですが、しばらく見ていくうちに判明。
彼も一子のダメなところに安心してしまうようなダメな男だったのです。
そんなダメな男ぷりがまたいいんですよね。

 

この映画はダメな女が一人の男とボクシングに出会い変わっていくというわかりやすいシンプルなストーリーです。それでありながらありきたりにならないのは底辺の徹底したリアルさとそこからはいあがる女の本気度。

 

見ているうちに自分の中に動き出す何かを感じられる、と思います！

この映画を見れば安藤サクラさんの不思議な魅力にハマってしまうハズ。そして孤独な中年ボクサー新井浩文さんのハマり役も必見！
なにか始めることが大切なんだ。
そう思わせてくれる作品です。

 

※配信は終了しました。