ウディ・アレン監督「マッチポイント」あらすじ・感想

ウディ・アレン監督「マッチポイント」あらすじ・感想

ウディ・アレン監督「マッチポイント」あらすじ・感想

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ウディ・アレン監督「マッチポイント」

ウディ・アレン監督2005年公開の「マッチポイント」を視聴しました。
イギリスの上流階級を舞台にしたサスペンス。

 

 

この映画のテーマの1つが「運」。テニスのマッチポイント。ホールがネットに触れて、あっち側に落ちれば勝ち、こっち側に落ちれば負けというようなちょっとした運に人間の運命は左右されている。そんな運に翻弄された男の運命を描いています。

 

あらすじ
元プロテニス選手のクリスはテニスプレーヤーとしての限界を感じ、ロンドンのテニススクールでコーチをしていた。
テニススクールで上流階級の実業家の男トムと出会い親しくなり家に招待されるようになる。
トムの妹クロエに気に入られたクリスは彼女と交際し婚約。テニスコーチをやめ、義理の父が経営する会社の重要なポストを得て活躍し上流階級への仲間入りをはたした。
しかしクリスはトムの家で出会った美しい女性ノーラ(スカーレット・ヨハンソン)に強く魅かれてしまう。ノーラはトムの婚約者だった。
クロエと幸せな家庭を築きながらもノーラへの思いが断ち切れず深みにはまってしまうクリス。
ノーラはとうとう妊娠してしまった。

 

感想
とにかく前半がすごくよくって一気にひきつけられました。
前半は古き時代の映画で見たような雰囲気を持っていて上流階級を目指す男の野望とロンドンの景色が美しく独特の雰囲気がありました。

 

成り上がりを目指すテニスコーチの男が、お金持ちの娘に気に入られて一気にステイタスの仲間入りをするところ。
そこで出会った美しい女性が、トムの婚約者だったこと。
女性に魅かれたクリスが危険を冒して女性を口説いていくところ。

 

などかなりゾワゾワっとくるような展開です。
トムの婚約者役のスカーレット・ヨハンソンがとにかく美しい。

 

しかし後半になって女が妊娠して、あんなにミステリアスで美しかった女性がだたの男を追い詰めるだけの女に変わっていく様はかなりのリアリティはありますが、夢はぶちこわしですね。

 

女「奥さんにはもう話したの?」「話すって約束したじゃない」
男「今日言うつもりだったんだど忙しくて」

 

なんてもうその辺の日本のメロドラマでもわんさか出てきそうなセリフ。
前半がかなり雰囲気あって素敵だったのに後半はちょっとメロドラマをみているような気分になりました。

 

まあその後の展開はえッ?そうなっちゃうの?というような行動に男が出ていくのですが。

 

ラストはやはりウディ・アレンらしくウィットが効いていてよかったです。
男の運命を左右したのはやはり「運」だったのです。

 

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