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モントリオール世界映画祭で審査員特別賞グランプリなどW受賞し、吉永小百合さんが企画したということでも話題となった映画「ふしぎな岬の物語」。私もその賞をとったニュースを見ていてこの映画を知り、見てみようと思っていました。
U-NEXTで配信されていることも知っていたので、いつかと思っていて遅くなってしまいましたがやっと見ることができました。
W受賞という前情報があったから多分期待値が高くなってしまっていた部分も大きいですが、期待とはちょっと違った映画でしたね。
映画館でも年齢層がかなり高かったようですし、観る方は吉永小百合ファンの方が多いのかなと思います。
吉永小百合さんファンの方なら文句なく楽しめる映画だと思いますね。
あらすじ
岬の先端にあるカフェ「岬カフェ」には柏木悦子(吉永小百合)のコーヒーを目当てに様々な人々が訪れる。
そんな悦子を45歳の甥の浩司(阿部寛)は自分が守ってやらなければと見守ってきた。
しかしたびたび問題を起こす浩司に悦子は自分の胸をうちを告白するのだった。
ほんとにこれといった特別な出来事はなく、吉永小百合さん演じるカフェを様々な人が訪れほのぼのとした交流を描く物語ですので、ゆったりとコーヒーでも飲みながらくつろいで見るにはいいんじゃないでしょうか。
出てくるのは
・妻を亡くした夫(井浦新)とその幼い女の子
・オーナーに恋する転勤となったおっちゃん(笑福亭鶴瓶)
・末期がんの常連客(笹野高史)とその娘(竹内結子)
・結婚してすぐ別れてしまう嫁(小池栄子)
・悦子の甥(阿部寛)
・カフェに入った泥棒さん
などキャストは本当に豪華です。
正直言うと、1つの1つの交流をそこまで掘り下げて描いているわけではないので、映画を見終わった後はどんなエピソードだったかもすぐ忘れてしまうくらい。TVなどで感動作!みたいな感じでしきりに言われていた記憶があったので感動する映画なのかな、って期待して見てしまったところもあったのですが、そこまで深い感動って感じではなかったですね。
1つ1つのエピソードもちょっとおとぎ話風な展開もあったりして。
カフェの泥棒を見てもまったく動じることもなく、泥棒さんにごちそうまでしてしまったり。
予想通りのベタな展開です(笑)
なんか、不思議な雰囲気の現実感がない映画なんですよね。
と思ったらタイトルも「ふしぎな岬の物語」ってきちんと「ふしぎな」って書いてあるし、ある意味吉永小百合さん主人公のファンタジー映画なのかもしれませんね。
印象に残るはほのぼのとした全体のイメージ。
吉永小百合さんがカフェのコーヒーをつくる水を汲みにいくために舟に乗ってわざわざ島に行くシーンの景色はきれいでした。
でもこれも本当に現実感ないですね。
吉永小百合さんファンの方にはこんなカフェがあったらいいな〜なんて空想しながら見るのが1番楽しいこの映画の見方なのかもしれません。
※「ふしぎな岬の物語」のU-NEXTでの配信は終了いたしました。