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韓国映画はあまり見たことがなかったのですが、評価の高かったポン・ジュノ監督の「母なる証明」を見てみました。
この写真だけでもかなりインパクトありますよね〜。この映画の雰囲気がよく出ていると思いました。
まず、映画が始まってすぐ冒頭のシーンでおばちゃん(母)が草原みたいなところで異様なダンスを1人で踊り始めるんです。本当に奇妙です。
奇妙なんですが、いったい何だろう?と思って見始めたら続きが気になって結局最後まで見てしまいました。
アメリカ映画にも日本映画にもない独特(すぎる)感覚の映画でしたね。
あらすじ
一人息子のトジュン(ウォンビン)は5歳の時、母(キム・ヘジャ)が生活に苦しみ心中しようとして飲んだ農薬で軽度の知的障害を負ってしまった。
そんな息子を溺愛する母だったが、ある時、息子は凄惨な殺人事件の容疑者として逮捕されてしまう。
知的障害を負い、純粋な心を持つ息子がそんな犯罪を犯すはずがない。
息子の無実を証明しようと、必死になる母。だが、その過程で思いもよらない事実を知ってしまう。
「こんなかわいい私の息子が殺人なんてするはずない!」
「どんなことがあっても無実を証明してみせる!」
それは母であれば当然の感情だと思います。
それがこの映画のテーマです。少しと言うかかなり行き過ぎた部分はある母ですが。
この映画で面白いと思ったのは、絶対息子ではないと信じてその無実を証明すべき奔走していた母なのですが、結局殺人を犯したのは自分のかわいい「息子」だったわけです。
それを知った母がどんな行動に出るのか?そこが見どころでもあります。
この映画のラストでトジュンの代わりに犯人として捕まえられたのが日本人のダウン症の少年です。
この少年に母が「あなたにはお母さんいるの?」と尋ねます。
すると少年は「いない」と答えます。
すると母は号泣するのです。この子には私のように助けてくれる母がいない。
この子は無罪の罪のせいで一生刑務所入りという事実。
だって犯人は私の息子なのだから。
でも母親はもちろん、そのことを言ったりはしません。
ラスト嫌な記憶を忘れるというハリを太ももに打って、奇妙な踊りをおどるところでこの映画は終わります。
後味は決して良くないですね。でも息子への母の愛情というテーマとしては面白い映画だと思いました。
あとどうでもいいことですが、この知的障害の男の子を演じたウォン・ビンが若き日のキムタクに似すぎてきてびっくりしました。本当にそっくりです。
名前は知っていましたが、顔と名前が初めて一致しました。
母が毒薬を飲ませて障害をおってしまった男の子を非常にうまく演じています。
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【追記】
この記事を書いたのは2015年でしたがその時はポン・ジュノ監督の名前も知らずにこの作品「母なる証明」を見て衝撃を受けました。
それまであまり韓国映画を見たことがなかったのである意味カルチャーショックでした。
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※この記事の配信情報は2020年7月3日に更新しました。最新の配信状況はU-NEXT公式サイトでご確認ください。