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6歳の少年が18歳になるまでの12年間の家族の姿を描き出した映画「6才のボクが、大人になるまで。」をU-NEXTで視聴しました。
本作は少年、母親、父親、妹の4人が12年間同じ役を演じたというこれまでに聞いたこともない試みの映画。
オバマ元大統領が2014年ベストムービーに選んだことも知られています。
監督はリチャード・リンクレイター。子どもが6歳から18歳になり大学に進学して親元を離れるまでの親子関係12年間すべてを描きたいとの思いからこの映画が誕生しました。
少年(メイソン) エラー・コルトレーン
母親(オリヴィア) パトリシア・アークエット
父親(メイソンSr) イーサン・ホーク
妹(サマンサ) ローレライ・リンクレイター(監督の実の娘)
この4人が12年間もの間、同じ役を演じ続けています。
撮影期間は2002年の夏から2013年まで!
6歳の少年が18歳の青年になるという年月の間に家族の関係性も移り変わっていきます。
そのすべてを描き出した本作はまるで本物の家族を追ったドキュメンタリーを見ているような錯覚に陥ります。
主人公のエラー・コルトレーンは映画の始まりはまだまだあどけなさの残る6歳。その彼が映画を見ている3時間の間で、小学校、中学、高校、大学と大きくなっていきます。
少年の姉は監督の実の娘が演じています。
母親はパトリシアアークエット、父親にはイーサンホーク。
映画の冒頭ではまだ若々しかったい母親と父親も12年の歳月が流れ、それぞれがそれぞれの年の取り方をし、それなりの中年になっていくのも感慨深いです。
両親が離婚してからメイソンと姉サマンサは母親とともに故郷のヒューストンに移り住むことになった。
バンド活動にあけくれ家庭を放り出してアラスカ州に行っていた父も、戻ってきてからは子供たちに定期的に会うようになった。
母親のオリヴィアは職を得るため大学で心理学を学び始めるがそこで大学教授のウェルブロックと再婚。
相手の連れ子2人とともに、6人家族での生活が始まった。
しかし時が経つにつれお酒を飲み暴力的になるウェルブロックから逃げるようにして離婚。
その後オリヴィアは大学で職を得る。父親のメイソンSrは新しい恋人の間に子供が生まれた。
12年間の出来事を過剰な演出をすることなく、淡々と描き出しています。
途中、これってドキュメンタリーだっけ?
いやいやこれはフィクションなんだった。
と何度思ったことか。
そのくらいリアリティーがあります。
フィクションでここまでリアリティーのある12年間を描けることが奇跡。
もちろんそれは同一人物が年月の流れに沿って年を重ねているから。
それだけ壮大な年月をかけた映画なので、何か大きな出来事とか見せ場をつくってしまいそうなものだけどそこを淡々と本当によくある日常の1日をリアルに切り取って描いているところがすごい。
いま、映画を見終わって2日ほどたちましたが、この映画で何がおこったか大まかなストーリーを描こうとしているのですが、あまり思い出せないんです(笑)
退屈という声、大絶賛という声、まっぷたつに分かれるのがこの映画の感想の特徴。
映画は3時間と長いですし、変にドラマティックな過剰な演出がなくそれゆえ退屈と感じる部分もあるかもしれません。
私もたしかに見ている3時間、途中長いな〜と感じた部分もありました。
でも日常なんてほとんどが退屈なものなのかもしれません。特に他人の家庭の日常となればなおさら。
でも見終わった後は不思議な爽快感がある。
そして、本当に見てよかったなと今思っています。
年月の重みを感じます。
特にうちの子が今6才なのでなおさらなのかもしれません。
映画の最初にでてきた6歳のまだ小さかった男の子が、むさくるしい中学時代や思春期となり、痩せたりちょっと太ったり髪をきったり
その時々でさまざまな表情を見せ、女の子に興味をもち、ちょっと悪い友人にたぶらかされたり。
そして、子供の成長のそばによりそう母親にも再婚、再就職、などさまざまな出来事を起こります。
そしてたまに顔を出す父親。
そして映画の最後場面での言葉が重い。
ある意味退屈でもある12年間を見てきたあとだからこそよりその言葉の重さがわかる。
この映画を通して自分の家族のことを考えたり、見る人それぞれがさまざまな家族の形を考えるきっかけになる映画ではないかと思います。
私たちの人生は毎日毎日の積み重ねだということだけは忘れずに日々を積み重ねていこう、そう思いました。
無料トライアルでもらえる600ポイントで視聴が可能です。
※上記は2017年8月10日時点での情報となります。変更となる場合がありますので最新の情報はU-NEXT公式サイトでご確認をお願いいたします。